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ニョッキ(ニョッキ)

ニョッキ(イタリア語:gnocchi(複)、gnocco(単))は古代ローマの時代から作られれてきた古い料理。ダンプリング状のパスタの一種で、ジャガイモと小麦粉との組合せで作られるイタリア料理である。もともとは現在のようにジャガイモやカボチャで作るものではなく、小麦粉を練って作っていた。ジャガイモのニョッキが作られるようになったのは、1,800年代になりアメリカ大陸から伝来したジャガイモがイタリアで栽培されるようになってからである。名称そのものは「塊」を意味し、(木の)節目を意味するゲルマン語派のロンゴバルド語の「ノッカ」(knokka)から派生した,(指の)節目を意味する「ノッカ」(nocca)から来ている。理由はその形からであろう。けっこうお腹にたまる料理なので、イタリアでは滋養のあるものや重い食べ物を木曜日に食べる習慣より、ニョッキを木曜日に食べることが多くなり、「木曜のニョッキ」(gnocchi Giovedì)と呼ばれるようになった。なお、「ニョッキ」は単数形「ニョッコ」の複数形である。

イタリアで作られているニョッキはジャガイモを利用したものが主流であるが、ローマでは硬質小麦のひき割り粉でつくる。他にもジャガイモの代わりにカボチャやパンを使ったもの、ホウレンソウとリコッタチーズを使ったものなど多数のバリエーションが存在する。